センター試験化学の勉強法

【勉強を始める前に】
 化学という科目は理科4科目の中で最も得点の伸びやすい教科ではないかと思います。確かに覚える量は物理が一番少ないのですが、逆に言えば半分近くは覚えてさえいればできる問題で占められています。長い時間をかけてコツコツやれば本番で高得点が期待できると共に、直前の追い込みも効果大なお得な教科です。
 それでは具体的な勉強法を見ていきましょう


【勉強法1:2次試験に化学のある人】
 2次試験に向けて化学を勉強してきた人に取っては、センター試験の化学は非常に簡単に思えるはずです。2次向けの知識を元にして、形式に合わせた練習を何度か積むことで満点も夢じゃなくなるのではないでしょうか。失点源としては有機と無機が挙げられるので、知識の確認、穴を埋めることで確実性が増します。
 また、計算問題ですが、記述試験ではないのでいい意味での適当さが求められます。
立式した後に選択肢と照らし合わせて大体の値が決まるようなら、それをマークして最後に時間が余れば計算、程度でも問題ないかと思います。
 オススメの参考書は「センター試験必勝マニュアル」です。センター試験のみの方よりもむしろ、2次試験をやってきた人にこの本は向いていると思います。計算テクニックや、穴になりそうな知識がうまくまとめられています。問題演習がしたい人は、各予備校が刊行しているセンターパックを用いて全科目演習する中で化学にも触れれば十分かと思います。


【勉強法2:センター試験のみの人】
【A】9割から満点が欲しい!という人
 まず、化学Iの範囲を全て学習することが必要です。物理と違い化学はIとIIの区別がしっかりされているので、化学Iのみの参考書も多く刊行されています。オススメは「センター試験 化学Iの点数が面白いほどとれる本」です。初めて学ぶ場合、コレが基本的な事項を効率よく学習できる一番の参考書だと思います。ただ、コレだけだと知識量がやはり足りないので、もう1冊お好みで用いることをおすすめします。その際、自分の苦手な分野に特化した参考書を用いてもいいかもしれません。
 最後の仕上げには、やはり「センター試験必勝マニュアル」がいいでしょう。2次向けにやってきた人と違って、化学に特化した問題演習も大切です。過去問に限らず、予備校の実践問題集等用いて演習を重ねるといいと思います。


【B】7割とれればいい!という人
 7割取れればいい!という人はまず無機と有機の知識を身につけるといいでしょう。無機分野、有機分野合わせて50点のうち、知識問題のみで30点ほど、簡単な計算問題も合わせれば40点以上を取ることができます。有機、無機分野のみの参考書を用いてもいいですし、前述の「面白いほど〜」を用いてもいいかもしれません。
 無機、有機分野がある程度完成した後に理論分野に進みましょう。理論分野は50点分ありますが、前半部分は知識問題で占められています。ここでも知識優先に学習しながら、計算問題についても触れていきましょう。
 ここまで読んでもらえばわかると思いますが、知識問題全てと簡単な計算問題を正解するだけで7割程度はすぐにとることができます。もちろん、知識問題全てというのは難しいものです。ですが、難しい計算問題で手が止まってしまうようであれば、そんな問題は飛ばしてしまってもいいのです。簡単な問題だけ取れれば目標とする7割はもう目の前です。この、「難しい問題はできなくてもいいや」という余裕が、7割に到達する一番の秘訣です。もちろん、試験前の学習や練習では、できるまでやってみたり、解答を読んで理解することは必要ですよ。


 化学は完成まで時間がかかりますが一度理解してしまえば、安定感のある強化です。理論分野、特にmolの概念さえ理解できれば、あとは解法も含め暗記の勝負になります。頑張ってください。
                       Written By 副管理人(2008年度センター化学100点)