センター試験国語の勉強法
【勉強を始める前に】
よく国語の試験で、選択肢をなんとなくこれかなーと選んだ挙句いい点数が取れず、「俺国語力ないし・・・」とか、「国語とか勉強してもできねーよ」などとぼやく姿を良く見ます。特に理系で顕著ですね。なんとなくで選んでいい点数が取れるのはよっぽど理解力があり、文章の意味をさらっと取れる人だけではないでしょうか。これは私の高校の先生の受け売りなのですが、現代文は分析力が勝負!です。選択肢の文章と本文を照らし合わせながら、消去法で解いていくのが一番堅実かと。
それではその方法を見ていきましょう。
【現代文の解き方】
いくつか私がとくときに注意していた事柄を挙げます。
・リード文を意識して読む
リード文(大問の一番最初にある本文の前の文)は物語文における人物関係など、情報の宝庫です。意識して読みましょう
・傍線「部」は傍線文まで拡大すべし
設問となっている傍線部を、傍線文まで拡大して設問を理解しましょう。意外と傍線部の前後に解答の手がかりがあることが多いですね。
・一番オススメの読み方は、本文を傍線文まで読んだら設問への繰り返し。
後述のポイントとも重なりますが、一番時間のロスが少ないです。
・ある設問の解答の根拠は、次の設問の傍線部までにある。
8割くらいの確率で当てはまる原則です。
・選択肢は消去法で
選択肢は、正解の選択肢以外は、どこかに間違いが含まれています。なんとなくこっちの方がいいや、だとかこれは微妙にニュアンスが違うなどという理由で間違い選択肢は作成されません。選択肢の中で本文にない内容、言いすぎの内容(絶対、必ず、常になど)があったら線を引いて消すといいと思います。特に、一般論で言えば合っている内容、「自分」の考えと同じ内容でも、本文にそれに類する記述がなければ消去対象です。全ての選択肢を疑ってかかりましょう。
・小説、語句の意味を問う問題は「辞書に載っている意味で」
文脈から考える必要がありそうな問題ですが、まず選択肢の意味が辞書に載っているかどうかを考えます。文脈に合っていても、辞書に載っていない(=その言葉の意味と違う選択肢)場合は排除して考え、辞書に載っているであろう意味が2つ以上残った場合のみ、文脈に照らし合わせて考えます。基本的には、この方法で大丈夫です。
以上が私が用いたポイントです。参考書は用いませんでした。マーク式問題集を用いながら、上に挙げたポイントを身につけました。現代文の参考書類は、突き詰めてみればそれぞれの参考書がそれぞれのポイントを挙げ、身につけるという形なので、私の挙げたポイントが合わない人は、何か違う本をやってみてもいいかもしれません。一例として、
「山口真のセンターはこれだけ!現代文」や「田村のセンター試験現代文
」を挙げてみます。
【古典の解き方】
■古文編
古文で使われている言葉は日本語でしょうか?答えはイエスでもありノーでもある、と言えます。確かに、昔日本で使われていた言語であり、今私たちが用いている日本語の原型といって差し支えないかと思います。しかし、「受験勉強」として古文を見たとき、悲しいことですが、「外国語」として勉強するほうが効率がいいのです。当サイト「英語」を見てもらえばわかりますが、外国語を学ぶにあたって、やはり単語と文法がものを言います。ですから、古文の勉強の際も単語と文法をガチガチに固めることで、点が取れるようになってくるはずです。逆に、「俺日本人だからなんとかなんじゃね?」とか思ってても、なんとかなりません。
さて、単語といえば単語集です。オススメしたいのは「速読古文単語」もしくは「合格古文単語380
」です。前者は英語の単語集と同じように、ある程度の長さの文章と共に単語が掲載されており、後者は語句普通の単語帳ですが、古文知識、常識が非常に多く掲載されています。英語の単語と違ってスペルを覚える必要が全く無いので、1セクションに気合を入れるのではなく、なんとなく読みながら何周も何周も勉強するのが良いかと思います。私は後者を先輩から譲られて使ったのですが、ページ下段に載っている古文知識や常識が興味深く、それにつられて読んでいるうちに単語も覚えていました。古文の大問の1番最初にある意味を問う問題は、小説とは逆に文脈からの判断も重要となってきます。単語だけでなく助詞、助動詞の理解も大切です。
続いて文法です。最大の敵は助動詞です。英語の助動詞といえばcanやmayで、重要度は(センター試験においては)そこそこといったところですが古文の助動詞の重要度は☆×5くらいです。助動詞をマスターしていれば多少単語があいまいでもどうにかなる問題もあります。その助動詞の勉強法ですが、「古典文法基礎ドリル ステップアップノート30」なんかがオススメです。書き込み式ですが、ノートにやるのをオススメします。少し解説が物足りない、という人には
「富井の古典文法をはじめからていねいに」などはいかがでしょうか。大事なのは、丸暗記するということです。
さて、上の参考書をやっていくうちに壁にぶつかるとしたら、それは敬語ではないでしょうか。(助詞・助動詞の識別は別とします)尊敬語、謙譲語、丁寧語・・・。実は、「はじめからていねいに」は助動詞の説明にページをたくさん割いている分、やや敬語(と識別)が手薄になってしまっています。「10日で確認新・識別・敬語チェックノート」をやってみたり、「吉野の古文スーパー敬語法
」をやってみるといいでしょう。センター試験の古文は、全訳できなくても点数が取れます。本番読むときに知らない単語が出てきてもあわてずに、周りの単語、助動詞や係り結びなどに気をつけて読んでください。
■漢文編
古文編で、古文を外国語として捉えるべしという話をしましたが、漢文はまんま英語です。身近にあるテキストでもなんでもいいので開いて、漢文の文章を眺めてみてください。ついでに、中学校で習ったSVCだの、SVOCだのを思い返してみてください。どうやら、漢文も英語と同じような語順で、単語が並んでいそうなことに気づきませんか?それを、日本語で読めるようにしたのが書き下し文です。白文は、英語と同じ語順なんですね。
はい、ですから、やはり文法と単語が重要となってくるのです。漢文の場合、句法と重要語という言い方になりますね。では、オススメ参考書は、というと「田中雄二の漢文早覚え速答法」もしくは「漢文ヤマのヤマ」がいいでしょう。句法と重要語が載っていて、1冊でセンターレベルの漢文をマスターすることができます。参考書を1冊仕上げたら、ガンガン問題演習をすべきです。漢文は、演習量がものを言いますので。
さて、現代文・古典を通じての問題演習としては、やはり過去問が欠かせません。選択肢の作り方等、模試問題と過去問題をやり比べてみると、過去問の方が絞り込みにくかったりします。その際、河合塾の出している過去問をおすすめします。通称「黒本」というやつですね。他者のものと比べ、解説が詳しく、自分に合っているように感じました。過去問も途中から出題形式が変わっているので、ある程度やりきったらマーク式の問題集をやってもいいでしょう。特定の分野が苦手な人は、大問別にやってみてもいいかもしれません。
また、よく国語は時間が足りないと言われます。一番点の取りやすい分野は漢文とも言われます。また、評論が一番時間がかかるとも言われます。ですが、それはやはり人それぞれなので、80分通した演習をぜひ重ねて、自分に合った問題の解く順番、解き方を身につけていってください。
Written By 副管理人(2008年センター国語190点)