センター試験物理の勉強法

【勉強を始める前に】
 物理は、理科4科目の中では最も暗記量の少ない教科です。問題パターンも限られており、基礎基本の理解をしっかりとすれば、高得点も狙える教科だと思います。また、大問ごとに出題分野が限られているので、苦手な分野のみ演習したり、とりあえず6割欲しい!という人は分野を絞って勉強したりと、色々な狙い方ができると思います。
 それでは具体的な勉強法を見ていきましょう。


【勉強法1:2次試験に物理のある人】
 化学以上に2次試験の勉強をしている強みが生かせる教科だと思います。小問集合、波動、電磁気、力学・熱の4つの分野から主に出題されますが、物理は物理1と物理2の区分がやや微妙なところもあり、物理2の問題も演習している強みが出るかと思います。それぞれの分野で穴になりそうなところは、熱力学、力学のモーメント、波動のグラフを用いた問題、発電機の仕組み、それから小問集合で、語句の意味を問うような問題や、電磁波の波長の長さを比べる問題など、見慣れない問題が出ることがあります。センター試験では、2次試験ではあまり問われないモーメントが解けなかった!という声もたまに聞かれるので、十分な対策が必要です。
 オススメ参考書は、そのような穴となるようなポイントや語句の意味もしっかり載っている「センター試験必勝マニュアル」です。また、万全を期するのであれば、「マーク式総合問題集物理1 2008 (河合塾シリーズ)」などで問題数をこなしてもいいかもしれません
代表例として河合塾のものを挙げました。個人的には難易度はやや易しめだったかなと思います。


【勉強法2:センター試験のみの人】
【A】9割から満点が欲しいという人
 実はあまり物理はオススメできません。絶対無理とは言いませんが、やはり時間に対する効率を考えると9割奪取は難しいです。それでも物理がやりたい!という方には、橋本流をオススメします。人によりけりですが、本質的な理解よりも、表面的にわかりやすい理解を求める方式で、好みに合えばセンター試験では絶大な威力を発揮します。「橋元の物理をはじめからていねいに」を用いてざっと理解した後、「きめる!センター物理」や「橋元淳一郎の物理橋元流解法の大原則」などに進むといいでしょう。「はじめからていねいに」はモーメントに関する説明がないので注意。
 「物理のエッセンス」などは確かに名著ですが、センターのみに限定する場合、やはり少し深くやりすぎかなと思います。時間がある場合ですと、エッセンスから入り、問題集へと繋げるのが万全かと思います。問題集としては、過去問はもちろん、先にあげたマーク式問題集がオススメです。


【B】7割取れればいい!という人。
 最初に教科書を一通り読んでみてください。公式の導出過程や現象を、表面的にでもざっと一通り理解できるか、それができれば7割なんてちょろいもんです。一通り読んでみても何もわからない、ちんぷんかんぷんだ、という人は、残念ながら物理は向いていないようです。もちろん、それでも勉強すればそこそこの点を取れるようにはなりますが、その分の労力を地学や生物、化学に回し、他の教科をやった方がいいと思います。
 さて、教科書をざっと読んである程度理解できた人は、前出の「はじめからていねいに」に移りましょう。もっとわかりやすく理解できると思います。橋本氏の考え方があわない、という人は「センター試験 物理Iの点数が面白いほどとれる本」などもオススメです。
 表面的でいいので、一通りの理解を済ませたら、さっそく問題演習に入りましょう。マーク式問題集や過去問を用いて演習します。その際、一度やった問題の解法を完璧に暗記、理解することが大切です。最初に述べたように物理の問題の種類は大して多くないので、一度やった問題が本番で出ることもあるでしょう。わからない点があれば参考書に戻って確認し、それでもわからなければ人に聞いてみてください。


 物理は本番で1問わからなければその後全滅ということもありますし、できない人は本当にできない教科です。しかし、完成までにかかる時間は比較的短く、数学が得意であれば高得点も狙いやすい強化です。とにかく基礎基本の理解を大事にしてください。頑張ってください。
                
                      Written By 副管理人(2008年度センター物理100点)